道小スクールバンド連盟札幌支部　きらびやかな音色響く　第５０回演奏会　３７団体出場

（札幌市 2021-11-25付）

約８００人の児童が練習の成果を披露した

　道小学校スクールバンド連盟札幌支部（菅野英之支部長）は２０、２１日、札幌コンサートホールＫｉｔａｒａで、第５０回スクールバンド演奏会を開催した。札幌をはじめ、江別、千歳、苫小牧の４市から３７団体、約８００人の児童が参加。全道大会の出場を目指して、吹奏楽や金管バンドによるきらびやかなブラスサウンドを披露した。

　本年度演奏会のテーマは「音楽は心の友達　いつまでも大切にしていきたい　音楽を演奏する楽しさ　音楽を聴く楽しさを」。札幌、江別、千歳、苫小牧の４市から３７団体、約８００人の児童が参加し、全道大会出場を目指し競い合った。

　両日とも新型コロナウイルス感染症対策を施し、児童一人当たり２人の来場制限を設けたほか、オンライン配信での鑑賞形式で開催。２日間の来場者は約１６００人、オンラインは延べ約１５００人が視聴した。　

　参加団体のうち、札幌市立有明小学校は、４年生以上の全児童が「鉄腕アトム」「愛するデューク」を、初出場となる札幌市立芸術の森小学校は「秋風の旅人」を披露。コロナ禍で練習時間が限られたにもかかわらず、息の合った元気あふれる演奏を会場に響かせた。

　審査の結果、来年２月２６日にオンラインで開催される創立５０周年記念演奏会の出場団体に、札幌市立屯田西小学校、札幌市立札苗北小学校、札幌市立旭小学校、札幌市立新琴似北小学校、札幌市立北野平小学校と福住小学校との合同バンドの５団体を選出。札幌市立札苗緑小学校は、委嘱作品の記念演奏を行うこととなった。

　菅野支部長は「２年ぶりの開催が第５０回記念演奏会となり、大変うれしく思う。子どもたちの一生懸命に奏でる演奏に心がふるえた」と話していた。

　芸術の森小６年の相澤未桜さんは、「初めて舞台に上る人が多かったが、緊張もせずに思い切り吹けた。６年生を中心として練習してきた成果が出て、よかった」と笑顔で話していた。

(札幌市 2021-11-25付)