札幌市明園中　韓国中学生と交流　姉妹都市の絆深めよう　お互いの国・地域を紹介

（札幌市 2021-11-26付）

北海道や札幌の魅力などを英語で伝えた

　札幌市立明園中学校（今川義昭校長）で２４日、韓国の大田広域市にあるシンタンジン中学校の生徒とのオンライン交流が行われた。国内や札幌の観光スポットなどをスライドで示しながら英語や日本語で説明し、自分たちの住む国・地域の魅力を伝えた。

　オンライン交流は、札幌市総務局国際部が主催。市と大田広域市は、１１年前に姉妹都市提携を締結しており、新型コロナウイルス感染症が拡大する前は互いの国を往来して交流を深めてきた。

　新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、往来しての交流が中止。交流の継続と将来を担う子どもたちの異文化理解や国際感覚の醸成を目的に、小・中学校でのオンライン交流を前年度から始めた。

　本年度は、韓国の大田広域市、中国の姉妹都市・瀋陽市にある学校との交流をきょう２６日まで行う。

　２４日は、明園中の３年１組の生徒と、シンタンジン中の２年１組の生徒がソウルや札幌の観光名所などを互いに紹介しながら、交流を深めた。

　はじめに、シンタンジン中の学校紹介動画の視聴と生徒によるソウルやプサンの魅力を紹介した。

　つぎに、明園中の生徒が北海道、札幌の観光スポットや魅力などを、グループごとに説明。札幌の魅力を紹介したグループは、観光資源としてのさっぽろ雪まつりやジンギスカン、ラーメンなどの食の魅力をスライドで示しながら、英語で伝えた。

　このほか、日本の有名アーティストや音楽なども紹介した。

　質疑では、「日本の桜はきれいですか？」の質問に対し、「とてもきれいです」などと回答し、交流を深めていた。

　きょう２６日は、明園中のほか、札幌市立新川小学校と中国の瀋陽市の小学校間で交流する。

(札幌市 2021-11-26付)