西区ＳＤＧｓフォトコン出前授業　プロの撮影技術学ぶ　写真家が札幌二十四軒小で

（札幌市 2021-11-29付）

相手に伝わる写真の撮り方を学んだ

　札幌市立二十四軒小学校（千葉亨校長）で１６日、６年生対象に西区ＳＤＧｓフォトコンテスト出前授業が行われた。コンテストで審査員を務めた写真家の井上浩輝さんを講師に招き、自分の伝えたいことを写真で表現する撮り方や構図について学んだ。

　フォトコンテストは、市環境局と西区役所の共催。ＳＤＧｓの情報発信や普及啓発を目的に前年度から実施している。本年度は、一般の部に加えて、より若い世代が関心をもてるよう、中学生の部と小学生以下の部を新設した。

　同校は、６年生約６０人がコンテストに参加。校内でＳＤＧｓをテーマにした写真を撮影し応募した。

　出前授業は、井上さんの講話や応募作品の講評などを通して、写真を通じたＳＤＧｓへの理解を深めることを目指した。

　作品の講評では、児童の作品を１枚ずつスライドで示しながら、良い点・改善点を説明。「人を撮影するときは、目線がカメラを向くとかっこよくなる」「人の目は明るい所に自然と目がいくようになっている。物を目立たせたいなら、光が入らないように」などと助言した。

　また、「コンテストを通して、いろいろなことを考えるきっかけにもなったと思う。これからの地球のために自分にできる範囲のことを頑張ってほしい」と呼びかけた。

　講話・講評のあと、児童が実際にプロ用のカメラを使用して撮影会を実施。井上さんは、被写体の動きや高さを意識した写真の撮り方を児童に伝えた。

(札幌市 2021-11-29付)