札幌市新琴似南小 遠隔租税教室　税と生活のかかわりは　国税庁広報専門官が講話

（札幌市 2021-11-29付）

講話やクイズを通して、税金の仕組みなどを学んだ

　札幌市立新琴似南小学校（冨波修校長）で１６日、国税庁主催のリモート租税教室が行われた。６年生６４人が参加。国税庁広報広聴室の専門官による講話を通して、税金の仕組みや日常生活とのかかわりなどについて理解を深めた。

　リモートによる税に関する講話は、初めての開催。小中学生が対象で、税の大切さや役割の理解を深めることを目的としている。同校は道内で唯一の実施校となっている。

　講話に先立ち、交流として児童が札幌や新琴似地区の魅力を紹介。定山渓温泉やマスコットキャラクター「かっぽん」などを紹介した。

　また、新琴似地区のプレゼンテーションでは、「公園が多く、子どもたちが遊べる場所がたくさんある」などと説明した。

　つぎに、専門官が講話。国税庁の職務や各省庁について説明したほか、「税金で運営している場所は」「小学生１人に使用される税金の総額は」などのクイズを通して、税金の使用目的を伝えた。

　その上で、「税金がなくなると事件があっても警察は来ないし、けがで動けなくなっても救急車が来てくれない」と、日常生活に大きな支障が起きることを説明した。

　最後に、国民にとって納税は義務とし、「自分が納めた税金の使い方を国民として理解する必要がある」と強調した上で、「使い方を決める国会議員は選挙で決定する。１８歳になったら選挙に行ってほしい」と呼びかけた。

(札幌市 2021-11-29付)