札幌市立高ポータル　校長に聞く　失敗恐れず挑戦して　動画最終回　開成中等

（札幌市 2021-11-30付）

　札幌市立高校ポータルサイトで、動画シリーズ「校長先生に聞きました」の最終回となる第８弾が公開されている。市立札幌開成中等教育学校の宮田佳幸校長が登場。生徒に対しては、「いろいろな失敗をして、失敗を恐れずにチャレンジしてほしい」と期待している。

　同校は、市内唯一の中等教育学校として、平成２７年度に開校。世界基準の国際バカロレア（ＩＢ）の教育プログラムを活用した課題探究的な学習などを通して、グローバル社会で活躍する人材を育成している。

　ＩＢプログラムでは、国外の大学への進学を目的とし、世界の複雑さを理解し、対処する生徒を育て、未来を担う人材としての成長を促す。宮田校長は、「生涯にわたった学び方を学び、人生を豊かにするためのプログラム」と説明している。

　また、独自の教育理念として掲げている「Ｓｔｉｍｕｌａｔｉｎｇ　Ｅｘｐｅｒｉｅｎｃｅ　ａｎｄ　Ｌｅａｒｎｉｎｇ　ｆｏｒ　ｔｈｅ　Ｆｕｔｕｒｅ（ＳＥＬＦ）」については、ものごとを自分ごととして考える学びとなるような教育活動を展開。１・２年生を「基礎期」、３・４年生を「充実期」、５・６年生を「発展期」の３段階に分類。基礎期・充実期では、各学年４学級の生徒が６チームに分かれ、少人数制での授業を受けている。

　宮田校長は生徒に対し、「自由には責任が伴うことを理解し、楽しめるように身に付けてほしい。１２歳から１８歳の間は、いろいろな失敗をして、失敗を恐れずにチャレンジしてほしい」とエールを送っている。

(札幌市 2021-11-30付)