札幌市教委　小・中リニューアル　５年度に７校改修へ　整備期間は２ヵ年程度

（札幌市 2021-12-01付）

　札幌市教委は令和５年度、小・中学校７校のリニューアル改修への工事着手を目指している。対象校は屯田南小学校、幌北小学校、みどり小学校、清田小学校、澄川西小学校、光陽中学校、幌東中学校で、工事費として各校６～７億円程度を見込む、学校の使用状況や改修内容によって流動的だが、２ヵ年程度で施工を進める考え。

　市教委は、３００校を超える学校施設の約７割が築３０年を経過し、老朽化が進行している状況を踏まえ、改築・保全の平準化を図るべく学校施設維持更新基本計画を策定。学校施設状況に合わせ、改築や緊急整備、リニューアル改修などを進めている。

　５年度のリニューアル改修着手を計画している屯田南小、幌北小、みどり小、清田小、澄川西小、光陽中、幌東中の７校は本年度、調査検討業務において、構造体の劣化状況を調査し、改修工法等を検討。４年度に実施設計を行い、改修内容の詳細を固めるほか、具体的なスケジュールを調整する。

　現段階では、学校の使用状況などに合わせて、５～６年度の２ヵ年程度で整備を進める計画。改修内容は主に外壁塗替や屋上防水、設備更新などで、これまでの実績から各校の工事費として６～７億円程度を見込んでいる。

　このほか、５年度着工分として、札苗中におけるエレベーター整備を計画。リニューアル改修を行う各校と合わせて、整備に向けて必要な構造検討を行う。札苗中の整備は、単年度で完了する見通し。

(札幌市 2021-12-01付)