札幌市厚別北中２年生の小松さん　一日税務署長に就任　札幌東署で税の大切さＰＲ

（札幌市 2021-12-02付）

署長業務を体験した

　札幌東税務署は１１月２９日、同署で一日税務署長イベントを行った。中学生の税についての作文で日本税務協会会長賞を受賞した札幌市立厚別北中学校２年生の小松芽生さんが一日税務署長に就任。決裁などの署長業務を体験したほか、訓示として受賞作品を朗読し、税金の大切さをＰＲした。

　国税庁は、毎年、全国納税貯蓄組合連合会との共催で中学生の税についての作文を募集している。本年度は、全国の中学校６４８２校から４５万１４２編の応募があり、札幌東税務署管内では１３４編が寄せられた。

　今回は、ことしで５５回目となる中学生の税についての作文において日本税務協会会長賞を受賞した厚別北中２年の小松さんが一日税務署長に就任した。

　小松さんは、佐藤忠雄署長から委嘱状と１日税務署長のたすきを受け取り、決裁など署長業務を体験。また、署内を視察し、税務署の仕事を見て回った。

　続いて、税務署職員などを前に、署長訓示として受賞作品を朗読した。

　小松さんは、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種代金に税金が使われていることを話題に税金の大切さをＰＲ。「税金は、国民の生活を豊かにし、より快適・安心して暮らせる社会を構築する上でなくてはならないもの」とした上で、「この難局を乗り越えていくためには税金が重要な役割を担う」と強調した。

　最後に中野さんは「決済などを経験できて大人になった気分。今回の経験を生かして、税についてもっと知識を深めたい」とイベントに参加した感想を述べた。

(札幌市 2021-12-02付)