楽しみながら学び深め　札幌新川高、新川小、新光小　初の英語交流授業を実施

（札幌市 2021-12-02付）

高校生考案の英語を活用したゲームなどを楽しんだ

　市立札幌新川高校（熊谷修司校長）、札幌市立新川小学校（割石隆浩校長）、新光小学校（松本昌也校長）の３校は１１月３０日、英語の交流授業を初めて実施した。高校生が考案した英語を活用したゲームなどを通して、英語を学びながら交流を深めた。

　同校と近隣の新川小、新光小、新川西中学校では、校種間連携を深めるため、児童生徒による交流・共同事業を実施。高校生による絵本の読み聞かせのほか、公園などの落ち葉拾いなどに取り組んできた。

　高校では、教育課程なども見直し、小中高の学校間連携をさらに深めていくことも計画している。

　当日は、新型コロナウイルス感染症防止のため、高校と小学校２校を会場にして開催。うち、新川高では、２年生の生徒１２人が新川小の４年生３０人と交流した。

　生徒は４グループに分かれ、自分たちが考案したカリキュラムで授業を実施。英語の歌やパズルなどに取り組んだ。

　ピザを題材にした授業を展開したグループは、紙でつくられたピザ生地と玉ねぎやチーズなどの具材を使用。生徒の、「Ｉ　ｗａｎｔ　ｏｎｉｏｎ　ａｎｄ　ｃｈｅｅｓｅ」などの英文を聞き、当てはまる具材をピザ生地にのせていった。

　その上で、「Ｉ　ｗａｎｔは、何かをしてほしいときや物がほしいときに使うんだよ」などと説明しながら、児童との交流を深めた。

　今回は、小学４年生を対象に実施したが、来年以降は交流対象の学年を拡大していく予定となっている。

(札幌市 2021-12-02付)