札幌市芸術文化財団がコンサート　一流の音楽を楽しむ　小学校１３２校の６年生

（札幌市 2021-12-02付）

札幌交響楽団の演奏に耳を傾けた

　札幌市芸術文化財団は１１月２９日から１２月１日までの３日間、札幌コンサートホールＫｉｔａｒａで、小学６年生を対象にしたｋｉｔａｒａファーストコンサートを開催した。札幌市のほか、石狩市や千歳市などの小学校１３２校の児童が来場し、道内唯一のプロオーケストラである札幌交響楽団の演奏を楽しんだ。

　コンサートは、市内と連携中核都市圏の小学生が対象。「世界のＫｉｔａｒａで一流の音楽を子どもたちに」をコンセプトとし、次代を担う子どもたちが本物の芸術にふれ、豊かな感情を育むことを目的としている。

　３日間で小学校１３２校の児童合わせて約９５８０人が来場した。

　３０日のコンサートでは、午前・午後の部を合わせて約３２００人が参加。札幌コンサートホール専属オルガニストのニコラ・プロカッチーニ氏によるパイプオルガンの演奏から始まり、歌劇「ローエングリン」から第３章の前奏曲など、６曲の演奏を楽しんだ。

　曲目の合間には、司会者による交響楽団員へのインタビューも行われた。コントラバス奏者の下川朗さんは、「今、夢がなくても、やりたいことが見つかる日はくる。今、目の前のことに頑張って取り組んでほしい」とエールを送った。

(札幌市 2021-12-02付)