札幌市北栄中　職業講話　今できること頑張って　多業種の講師が仕事紹介

（札幌市 2021-11-26付）

講話を通して、働くことの意義などを学んだ

　札幌市立北栄中学校（笹川恒春校長）は１７日、同校で職業講話を実施した。２年生８５人が参加。警察や飲食店など、様々な業種の講師による講話を通して、働くことの意義や自身の将来について考えた。

　職業講話は、総合的な学習の時間として実施したもの。今回は、新明和製作所、海上保安庁、（株）コンサドーレ、北海道警察、（株）ＭＩＳＫ中華料理布袋、（有）花たくの６つの企業等から講師を招いた。

　事前学習では、講師の職業に関する調査や質問の準備などを進めてきた。当日は、事前に自分が興味のある業種を決定し、講話を傾聴した。

　このうち、道警の講話では、警務部警務課採用係の磯邉勇人巡査部長が講師を務めた。

　磯邉巡査部長は、事件の捜査や交番での業務など自身の経験を交えながら紹介。交通事故が発生した現場では、「二次被害が発生しないよう、パトカーを駐車する場所も決まっている」と説明した。

　また、警察官の仕事について、「泣きながら感謝されることもあるが、悲しくて泣いている人に接することもある」と、様々な対応が求められることを強調した。

　生徒に対し、「中学生として今できることを、とにかく頑張ってほしい。その中で、他人とぶつかることをあるかもしれないが、たくさん悩んで学校生活を過ごしてほしい」と呼びかけ、生徒の成長に期待を寄せた。

(札幌市 2021-11-26付)