新たに治療費の助成事業を展開へ AYA世代のがん患者支援(道議会 2021-12-07付)
AYA(思春期・若年成人代)世代のがん患者への支援について質疑が行われた。
鈴木直道知事は、AYA世代の患者について「がん治療開始前に卵巣や精巣を凍結保存するなど、子どもをもつために必要な機能である妊よう性の温存は、将来への希望をもってがんと闘う上で大変重要」との認識を示し、道では高額な治療費についてこれまで、全国知事会と連携し、助成制度の創設を国に提言してきたと説明。
その上で、「本年4月から国の事業が開始され、道では患者本人、その家族の話を伺うとともに、道内の妊よう性温存にかかる診療体制や治療実績を確認した。経済的な事情で治療を諦めることのないよう、新たに治療費の助成事業に取り組むこととした」ことを表明。
今後について、「関係医療機関と具体的な調整を行い、本年4月以降に治療を受けた人までさかのぼって、早期の助成開始に努めるほか、がんを治療する医療機関と生殖医療機関との連携強化を図るとともに、相談員の資質向上に取り組むなどし、妊よう性温存療法を望まれるAYA世代のがん患者の皆さんが、この治療を円滑に受けられるよう体制を整備していく」とした。
桐木茂雄議員(自民党・道民会議)の質問に答えた。
(道議会 2021-12-07付)
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