高校づくり指針等で議論 3日から4定道議会一般質問(道議会 2021-12-03付)
4定道議会本会議はきょう3日から一般質問が始まる。これからの高校づくりに関する指針の見直しに向けた今後の動き、通学路の安全確保、いじめ問題への対応など、道教委の今後の施策が議論される。
本年度の地域連携特例校は25校となり、再編整備を留保されている学校が増加している。道教委は平成30年度に策定した指針を見直すため、これまでの成果と課題を検証するための検討組織の設置を計画しており、今後の方針について質疑が行われる。
道教委がまとめた通学路の安全確保に向けた緊急調査結果(10月末時点)によると、道内の学校・教育委員会による対策必要個所は1431ヵ所。このうち対策実施率は約6割となっている。子どもたちが安心して通学できる環境の整備が焦点となる。
道が9月に発表したヤングケアラーに関する実態調査によると、約8割のヤングケアラーが誰にも相談したことがないこと、相談事業所や学校等の理解度が低いことが判明。道はケアラー支援条例の制定に向け準備を進めており、今後の支援の在り方が議論される。
このほか、いじめ問題への対応、教員の確保、教育のICT化、教職員の働き方改革、幼児教育の充実、児童相談体制の強化、防災・減災教育の推進、医療的ケア児への支援、私立高校生への就学支援が取り上げられる。
(道議会 2021-12-03付)
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