道教委 第3回理数探究セミナー 評価・助言 在り方協議 ルーブリック評価シート活用(道・道教委 2021-12-21付)
道教委は14日、第3回理数探究セミナーをオンライン開催した。約30人の教諭が参加し、生徒の立場から理数探究に関するポスターを発表。ルーブリック評価シートを使った評価・助言の在り方を協議し、来年度開設となる理数探究への理解を深めた。
新学習指導要領の実施に向け、新設された理数探究と理数探究基礎に関する教員の理解を深め、科目の開設に向けた検討を円滑に実施できるよう支援することがねらい。
計3回のセミナーで、初回のセミナーでは旭川西高校理数科の課題研究の様子を動画で配信。探究活動の指導と評価の在り方に関して研究協議を行った。
前回の第2回セミナーでは、統計的手法の活用やポスター作成の演習を実施した。
今回の第3回セミナーでは、道立高校の管理職や理科・数学の担当教諭約30人が参加。
はじめに、ポスター発表に関して演習・協議。「共鳴による音波の可視化」「不純物が水の冷却に与える影響」などをテーマに、生徒の立場から理数探究に関するポスターを発表した。
つぎに、ルーブリック評価や探究の進め方について演習・協議。ルーブリック評価シートの活用では、「設定した課題・目的」「用いた方法」「得られた結果」「考察・推論」の項目ごとに評価し、評価の根拠や助言の内容を交流した。
最後に、高校教育課の石田暁主査が総括。生徒たちが活動に行き詰まった場合は知見を有する大学等に協力を求めるなど、課題研究の先行者による助言内容を紹介。理数探究の開設にかかわらず、セミナーの成果を日々の理科・数学の授業改善につなげるよう期待した。
(道・道教委 2021-12-21付)
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