全国学力・学習状況調査 北海道版結果 管内別 第14回 根室 リーダーが研修計画整備 近隣校と共通の取組推進(道・道教委 2021-12-20付)
【分析結果】
▼小学校
▽管内の小学校において、校長のリーダーシップのもと、研修リーダー等を設け、校内研修の実施計画を整備するなど、組織的・計画的な研修を行ったことによって、国語および算数の平均正答率が平成31年度よりも上回ったと考えられる
▽管内の小学校において、国語の授業において目的に応じて自分の考えとそれを支える理由との関係を明確にして書き、書き表し方を工夫したことによって、国語の「書くこと」の領域で平均正答率が全国を上回ったと考えられる
▽管内の小学校において、9年間を見通して中学校と課題を共有し、連携して改善を図る取組を進めたことによって、近隣等の中学校と教育課程に関する共通した取組を行う学校の割合が全国を上回ったと考えられる
▼中学校
▽管内の多くの中学校において、授業研究や事例研究など実践的な研修を推進したことによって、学校が一体となった授業改善が図られ、国語および数学の平均正答率が31年度よりも上回ったと考えられる
▽管内の中学校において、生徒自ら課題を設定しその解決に向けて話し合い、まとめ、表現する学習活動を取り入れたことによって、目的に応じて自分の考えを話したり、必要に応じて質問したりする生徒の割合が全国を上回ったと考えられる
▽管内の中学校において、9年間を見通して、小学校と課題を共有し、連携して改善を図る取組を進めたことによって、近隣等の小学校と教育課程に関する共通した取組を行う学校の割合が全国を上回ったと考えられる
【学力向上の取組における改善点】
▼組織的・継続的な検証改善サイクルの確立
▽学力担当教諭協議会および第2回組織力強化会議において、管内の学校の検証改善サイクルの確立に向けた取組の好事例を周知するとともに、各学校の取組の見直し・改善を図る
▽教育委員会・教育局義務教育担当者会議において、各学校の取組の成果と課題を明確にするとともに、課題解決に向けた方策を協議し、指導助言の充実を図る
▼主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善
▽管内課題解決ウェブ研修会および中学校対象の授業改善セミナーにおいて、調査結果を踏まえた主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善の在り方を周知し、改善を図る
▽学校教育指導訪問において、各学校が目的意識を高めながら授業改善が図られるよう、学校訪問マネジメントシートを活用した指導助言の充実を図る
▼学校間や学校と家庭・地域との連携
▽学力担当教諭協議会および第2回組織力強化会議において、各学校が中学校区で課題や改善方策を協議する場を設定するなどして、各中学校区において、連携・一貫した取組の充実を図る
▽管内の生活習慣および学習習慣の確立に向けた取組の好事例を周知し、各学校の取組の見直し・改善を図る
この記事の他の写真
(道・道教委 2021-12-20付)
その他の記事( 道・道教委)
道教委 道いじめ問題審議会 オンライン相談開設へ 複数校で試行、来年度開始へ
道教委は20日、札幌市内の北農健保会館で第2回道いじめ問題審議会を開いた。中澤美明学校教育局指導担当局長は、子どもの悩みに対応する相談窓口をオンライン上に開設し、来年1月以降に複数の学校で...(2021-12-22) 全て読む
檜山局 学び合いプロジェクト 尊厳守る意味 再確認 特別版 日大・藤平教授講話
【函館発】檜山教育局は17日、オール檜山学び合いプロジェクトをオンラインで実施した。日本大学文理学部の藤平敦教授が「適切な対応について考える~不適切な対応であると、学校が訴えられた事例を踏...(2021-12-22) 全て読む
道教委 第3回理数探究セミナー 評価・助言 在り方協議 ルーブリック評価シート活用
道教委は14日、第3回理数探究セミナーをオンライン開催した。約30人の教諭が参加し、生徒の立場から理数探究に関するポスターを発表。ルーブリック評価シートを使った評価・助言の在り方を協議し、...(2021-12-21) 全て読む
特別支援FSPセミナー オホーツク 仲間の存在 評価を保障 授業動画・協議で専門性向上
【網走発】道教委は6日、特別支援教育FSP(ファーストステッププログラム)オンライン授業改善セミナーを開いた。オホーツク教育局が主管し、管内小・中学校の教諭や道教育大学釧路校の学生など20...(2021-12-20) 全て読む
道教委 道立校教育職員時間外勤務 高校 前年比10P下降 第2・四半期 特支は全月1割以下
道教委は、道立学校の教育職員にかかる時間外在校等時間(令和3年度第2・四半期)の状況を公表した。時間外在校等時間45時間以上の教育職員の割合は、各月いずれも前年度の数値を下回り、高校等では...(2021-12-20) 全て読む
道教委 各種支援員の配置状況 ICT支援員は22% 業務内容 授業活用法提案など
道教委は、情報通信技術支援員(ICT支援員)、GIGAスクールサポーターの道内配置状況をまとめた。情報通信技術支援員の配置率は22%、GIGAスクールサポーターは37%。いずれも資格要件を...(2021-12-17) 全て読む
4年度から幼保小架け橋プログラム モデル地域で開発会議 中教審特別委 具体検討開始
中央教育審議会初等中等教育分科会の幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会は、令和4年度から開始を予定している幼保小の架け橋プログラムの具体について検討を開始した。事業期間は3ヵ年程度で、全...(2021-12-17) 全て読む
上川局 どさんこ☆子ども地区会議 本気でいじめ向き合う 独自作成の道徳資料を活用
【旭川発】上川教育局は11月下旬、旭川永嶺高校(清水公久校長)を拠点に管内どさんこ☆子ども地区会議をオンライン開催した。同校をはじめ、管内10校の小・中学校、高校の児童生徒や教員ら約40人...(2021-12-16) 全て読む
道教委 視覚障がい教育充実へ ICTで学習事例共有 16日 4校つなぎ公開授業
道教委は、本年度から3ヵ年計画でHANDS―ON―Project(ハンズ・オン・プロジェクト)を開始した。未来への学びプロジェクト、魔法のプロジェクトを両輪に、ICTを活用して視覚障がい教...(2021-12-16) 全て読む
全国学力・学習状況調査 北海道版結果 管内別 第12回 十勝 決めたこと やり遂げる 社教主事学校訪問を充実
決めたこと やり遂げる 【分析結果】 ▼小学校 ▽管内の多くの小学校において、言葉の特徴や使い方についての知識を理解したり使ったりする国語の授業を行ったことによって、言葉の特徴や使い方...(2021-12-16) 全て読む