札幌市　公立保育所のエアコン　６ヵ所で電力等調査　北区子育て支援センター等

（札幌市 2022-01-24付）

　札幌市子ども未来局は、公立保育所のエアコン設置の検討を進めるため、市内の公立保育所６ヵ所で関連業務を初めて実施する。エアコンの設置が必要な部屋や施設の電力調査を主としたもので、子どもの健康に留意した保育環境の整備を進めていく。

　市が平成３０年度に実施した認可保育施設における冷房設備の設置状況では、対象となった４０４施設延べ保育室数２２１１室のうち、全ての保育室に冷房設備を設置している施設は２２３施設。このほかの１８１施設については、延べ７５６室の保育室で冷房設備が未設置だった。　

　昨年１０月の市議会第３回定例会決算特別委員会では、保育施設における冷房設置状況について、子ども未来局の加茂貴裕支援制度担当部長は、「保育施設における現在の設置状況・整備状況を確認した上で検討していきたい」と述べている。

　これらを踏まえ、市では公立保育所等へ計画的なエアコン設置を行うため、設置部屋や施設における設置可否の検討業務を初めて実施することにした。

　１７日には、一般競争入札「公立保育所等エアコン設置検討業務」を公告。仕様書をみると、北区保育・子育て支援センター、新川保育園など６ヵ所の公立保育所を実施施設としており、エアコンの設置が必要な乳児室や保育室における、電力調査や改修工事が必要な場合の図面作成などを行うことが明記されている。

(札幌市 2022-01-24付)