札幌市　コロナ陽性者発生時の対応　原則２日間程度休園を　市内認可保育施設に通知

（札幌市 2022-01-25付）

　札幌市子ども未来局は２１日、新型コロナウイルス感染症陽性者が発生したときの対応に関する通知を、市内認可保育施設に発出した。保育施設で陽性者が確認された場合は、原則として２日間程度の休園とすることなどを示している。

　市では現在、新型コロナウイルス感染症の陽性者が急激に増加しているため、従来保健所で行っていた保育園・学校・事業所等に対する疫学調査を一時休止している。

　これに伴い、保育施設の職員・園児に陽性者が発生した場合には、「感染の可能性がある人（濃厚接触者）」を各施設で特定することになっている。

　子ども未来局は、２０日に市内認可保育施設に対して、新型コロナウイルス感染症陽性者が発生したときの対応に関する通知を発出。２１日には、一部修正したものを再度、通知した。

　通知では、①通っている保育施設で陽性者が発生した場合②子どもが濃厚接触者となった場合の対応③保育施設への連絡の徹底④保育料―の４点について説明している。

　①では、陽性者が発症日２日前以降に保育施設に登園または出勤している場合など、施設内での感染が拡大している可能性があるときは、陽性者との接触者を特定するため、原則２日間程度の休園を、園に対し要請することを明記。濃厚接触の可能性がある人数が多い場合は、休園期間を延長する場合もある。

　②では、子どもに濃厚接触の可能性がある場合は、陽性者との最終接触日の翌日から１０日間の外出自粛と、健康観察（１日２回の体温測定と体調管理）を要請している。

　③では、子どもが陽性者になった場合や同居人等がＰＣＲ検査を受ける際などに、施設への連絡の徹底を求めている。

　④では、登園しなかった場合の保育料の日割り計算などについて明記している。

(札幌市 2022-01-25付)