札幌市教委　コロナ対策で通知　出席停止基準変更など　同居者が濃厚接触者等

（札幌市 2022-01-27付）

　札幌市教委は２５日、市立幼稚園や学校に対し、通知「新型コロナウイルス感染症の対策について」を発出した。市内で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、学校での出席停止基準などを変更した。出席停止基準では、一部を「子ども本人または子どもと同居している者が、濃厚接触者または感染の可能性がある者となった場合」に変更した。

　市保健所は、現在、新型コロナウイルスの感染者が急激に増加していることから、同居者以外の濃厚接触者の調査を中止。感染者の接触者で、同居者以外については、濃厚接触者ではなく、「感染の可能性がある者」として対応することになっている。

　市教委は感染状況を踏まえ、出席停止基準の変更や感染者が発生した場合の対応の変更に関する通知を発出した。

　感染者が発生した場合の対応については、「学級で感染者が１人発生し、感染拡大の可能性がある場合は、７日間を基本として学級閉鎖を実施」「部活動等で感染者が１人発生した場合、所属する部員等全員を、７日間を基本として出席停止とする」「前述２つの対象者は、濃厚接触者ではないが、“接触を否定できない者”という扱いになる。現在、保健所で公表している濃厚接触者や感染の可能性がある方とは異なる」など、７項目について明記している。

　出席停止基準の一部は、「子ども本人または子どもと同居している者が、濃厚接触者または感染の可能性がある者となった場合」に変更した。出席停止期間は、保健所が示す健康観察期間が終了するまで。

　なお、学校から学級閉鎖・出席停止を指示された幼児児童生徒については、濃厚接触者・感染の可能性がある者に該当しない。このため、学級閉鎖・出席停止を指示された子どもの兄弟姉妹は、出席停止基準に当てはまらなければ、登校は可能となる。

(札幌市 2022-01-27付)