オンライン授業環境など　２１日から１定札幌市議会代表質問

（札幌市 2022-02-21付）

　札幌市議会第１回定例市会の代表質問が、きょう２１日から始まる。教育関係では、オンライン授業の充実等に向けた環境整備の状況などについて質疑が交わされる。

　２１日は、小竹ともこ議員（自由民主党）、水上美華議員（民主市民連合）、２２日は小口智久議員（公明党）、田中啓介議員（日本共産党）、２４日は小田昌博議員（自由民主党）、恩村健太郎議員（民主市民連合）が質問に立つ。

　小竹議員は、４年度から施行となる第２次札幌市まちづくり戦略ビジョン・ビジョン編の今後について質問。昨年、策定に向けて実施した市民アンケートでは、現状の教育や子育てに対する充実度が「やや低い」「低い」の回答率が高かったことから、４年度からの具体的な改善について問う。

　また現在、改定作業を進めている市子どもの貧困対策計画の指標を、どのように定めていくかただす。

　水上議員は、少人数学級の拡大に伴う教員の配置について質問。また、特別支援学級の教員配置の見直しに当たっての新たな体制の進め方をただす。

小口議員は、教職員の育成について質問。教員免許の更新制が廃止になることや充実したオンライン授業が求められる中で、教職員の研修の実施状況や今後の対応方針について問う。

　このほか、道内初の公立夜間中学の星友館中学校の指導内容などについてただす。

　小田議員は、コロナ禍における学びの保障について質問。学級閉鎖・学校閉鎖で多くの学校が実施しているオンライン教育での学びの状況のほか、タブレット端末の整備や専門的な外部人材の活用などについて問う。

　また、コロナ禍によって孤立傾向が高い子どもや高齢者等を対象に実施する相談事業の具体についてただす。

(札幌市 2022-02-21付)