4年度は研修会や ピアサポート計画 ヤングケアラー支援(札幌市 2022-02-24付)
ヤングケアラーへの支援について質疑が行われた。
市は、昨年11月から12月にかけて独自のヤングケアラー実態調査を実施した。
調査結果について町田隆敏副市長は「中高生の相談経験が3割程度にとどまっていることが分かるなど、ヤングケアラーが家庭内の問題であることが表面化しにくく、一人で悩みを抱え込んでいる実態がうかがえた」と報告。「高校生においては、周りの大人への相談ニーズが高いことも分かっており、ヤングケアラーに対する周囲の大人や子ども自身を含めた社会的認知度の向上が重要であることをあらためて認識した」と話した。
4年度はヤングケアラーを早期に発見し、支援につなげるために、民間も含めた福祉・医療・教育等の関係者に対する研修を実施するほか、ヤングケアラー同士が遠慮なく集い、思いなどを語り合うピアサポートによる相談支援を行う意向を示した。
また、「現在策定中の第2次まちづくり戦略ビジョンにおいても、ヤングケアラーを支援や配慮が必要な対象として位置づけた上、継続的な支援の取組を進めていきたい」と述べた。
水上美華議員(民主市民連合)の質問に対する答弁。
(札幌市 2022-02-24付)
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