平成18・21年度誕生の女子想定 平成9~17年度もHPVワクチン接種
(札幌市 2022-02-25付)

 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種機会確保が取り上げられた。

 HPVワクチンは、子宮頸がん等の病気の発生に関わるHPV感染症を防ぐことを目的に、小学6年生から高校1年生相当の女子に接種するもの。予防効果の一方で、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチン接種後に特異的に発生する事例が確認された。

 国は、副反応の発生頻度等がより明らかとなり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨しない方針を取ってきた。

 厚生労働省は昨年11月、ワクチン接種による有効性が副反応のリスクを上回ることなどから、HPVワクチン接種の個別推奨を、ことし4月から順次再開する旨を通知している。

 町田隆敏副市長は、ことし4月以降に送付する個別通知について「定期接種の最終年となる平成18年度生まれの女子に加え、国が定める標準的な接種期間に当たる平成21年度生まれの女子を想定している」との計画を示した。

 また、ワクチンの接種機会を逃した対象者に定期接種の時限を超えて行うキャッチアップ接種については、「国の方針に従い、平成9~17年度生まれまでの女子に対する個別通知のほか、ホームページ等で周知を図る」と述べた。

 小口智久委員(公明党)の質問に対する答弁。

(札幌市 2022-02-25付)

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