道教委　コロナ予防事例第３弾　保護者の端末活用など　各校種８例　活用求める

（コロナウイルス関連 2022-03-11付）

　道教委は、学校における新型コロナウイルス感染予防の実践事例の第３弾を作成した。保護者を対象とした端末活用体験会の開催など各校種から８事例を紹介。感染症対策の一層の徹底に向け活用を呼びかけている。

　今回は、学校生活の取組として、密を回避する手洗い場所の複数開放や寄宿舎の食事・更衣場所における感染予防を掲載。授業における対面での会話や実験道具の共用を回避するため、端末を活用した実験や意見交流に取り組む中学校の事例を取り上げた。

　またPTAと連携した取組としては、保護者を対象とした端末活用体験会（中学校）、感染症対応にかかるＰＴＡ研修会（小・中学校）を掲載。端末活用体験会では、家庭でオンライン学習を行う際の留意事項や情報モラルに関する説明も行い、保護者の理解・協力の促進を図っている。

　また家庭や地域との連携した取組としては、PTA、地域コーディネーター、学校支援ボランティアが連携し、継続的に校内の消毒作業を行っている小学校の事例を掲載。

　さらに学校医との連携として、メールや電話を活用した感染症対策の助言機会の充実、消毒や検温方法など保護者や地域住民に対する情報発信を紹介。

　部活動大会の感染症対策に取り組んだ高校の事例では、保健所と連携して大会前から感染予防の取組を発信し、生徒・保護者・大会関係者の意識向上を図った事例を掲載している。

(コロナウイルス関連 2022-03-11付)