幅広い年代に伝われば　札幌市　コロナ対策啓発映像　道芸術デザイン専が制作

（札幌市 2022-03-22付）

秋元市長が学生に表彰状を手渡した

　札幌市は９日、市役所で若年層に向けた新型コロナウイルス感染症対策の啓発映像作品の表彰状授与式を執り行った。作品を制作した北海道芸術デザイン専門学校の学生６人に、秋元克広市長が表彰状を手渡した。ロールプレイングゲーム（ＲＰＧ）を模した動画が、最高賞に当たる市長賞に選ばれた今川剛さんは「ゲームなら子どもから大人まで幅広い年代に伝わると思った。ＳＮＳなどで動画が広まってほしい」と笑顔を見せた。

　市は若年層に向けた感染対策に関する意識向上に向け、同校に協力を依頼。映像制作は授業の一環として行い、１ヵ月程度の期間で完成した。

　３月上旬には市役所で映像作品の選考会を開き、同校が提出した６作品から、市長賞、特別賞、優秀賞を決定した。

　最高賞の市長賞には、今川さんの「王様からのお願い」が選ばれた。作品では、コロナウイルスを倒すためにマスクや消毒液などのアイテムを入手するＲＰＧの要素を取り入れ、コロナ対策を呼びかけている。

　９日には表彰式が執り行われた。秋元市長が入選した作品の制作者６人に表彰状を手渡し、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。

　秋元市長は「若者が作成したメッセージということが非常に重要。いろいろなところで放送されるので、対策につながってほしい」と話していた。

　６人が制作した動画は、市のユーチューブチャンネルで視聴できるほか、市内の大型ビジョンなどでも放送している。

(札幌市 2022-03-22付)