特別賞含め1団体6個人 檜山局 3年度教育実践表彰(学校 2022-03-28付)
江差小・金野教諭
【函館発】檜山教育局は3年度教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育では、江差町立江差小学校の金野知未教諭と今金高等養護学校の大槻啓二教諭の2人が個人表彰を受賞。社会教育では、障がいのある生徒の就労支援などに尽力を注いだ今金高等養護学校「父母と先生の会」が団体表彰を受けた。また、乙部町立乙部小学校と奥尻町立青苗小学校の児童3人が特別賞に輝いた。
受賞者の功績はつぎのとおり。=敬称略=
【学校教育】
▼金野知未(江差町立江差小学校教諭)
深い愛情を持って児童理解に努め、意図的・計画的できめ細かな学級経営を進めている。児童一人ひとりの良さや可能性を引き出したり、安心感を持たせたりする学習指導や生徒指導を通して、児童や保護者から絶大な信頼を得ている。
また、校内研究推進の要として研究担当を務め、全教員の実践意欲を向上させ、自校における国語や算数、道徳の授業改善に積極的に取り組み、指導計画や指導方法の改善・充実に努め成果を上げている。
さらに3年度は、道道徳教育推進会議のメンバーとして提案授業に取り組むなど、道徳教育の充実に向けた指導方法の改善に努め、その成果の普及を図るなど、本道ならびに管内の道徳教育の振興と充実に大きく寄与している。
▼大槻啓二(今金高等養護学校教諭)
同校における学習指導、生徒指導をはじめ、農業科学科長として社会に出るために必要な力を付けさせるなど、職業学科を設置する高等部の学習の中心となる作業学習の指導では、日々研鑚し生徒の成長に貢献してきた。
ふるさと納税返礼品や模擬株式会社の取組では、学校では体験できない活動や、製品をお客様目線で生産するなど、同校をPRできるような取組を積極的に行ってきた。
【社会教育】
▼今金高等養護学校「父母と先生の会」(新堂明子会長、会員数123人)
①障がい者を受け入れている企業や共同作業所の視察研修の実施②障がいのある子の「親なき後問題」についての学習会の実施③学校通信とのタイアップによるPTAだよりの発行―など、生徒の進路や就労を含めたライフプラン全般に関する研修等を実施するとともに、長年にわたり会員間での情報交流に力を入れている。
また、各学科による高品質な商品開発と生産の工夫および販売の拡充、株主総会や成果報告会における活動の振り返り、地域との連携による職業体験を兼ねた地域学校協働活動の実施を行い、生徒全員が株主および社員となる「模擬株式会社IMAKANEFACTORY」を設立し、会社組織の仕組みを学習活動に取り入れるとともに、地域との連携を深めた活動を支援している。
▼中野君代(元今金町女性団体連絡協議会会長、元檜山女性団体連絡協議会会長)
平成19年から3年までの13年間、今金町女性団体連絡協議会会長として長きにわたり女性の地位向上および町内女性のリーダーとして生涯学習活動や女性活動に尽力した。
平成27年には、町内の女性と北翔大学との連携事業ミセスウエディングプロジェクト、29年には町開基120周年記念事業・町世代間交流事業・北翔大学連携事業レディースKIMONOプロジェクト2017今金コレクション、令和元年に町総合体育館開館記念事業ファミリープロジェクト2019今金コレクション実行委員長として町内各女性団体をまとめ、成功させた。
また、平成21年4月から23年3月、29年4月から31年3月までの合計4年間、檜山女性団体連絡協議会会長として管内女性活動のリーダーとして積極的に取り組んだ。
この記事の他の写真
今金高等養護・大槻教諭
今金高等養護・父母と先生の会
乙部小・村上さんの作品
奥尻青苗小・長谷川さん、宮内さんの作品
(学校 2022-03-28付)
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