道教委・中国北京市教委　教育分野協力へ覚書　生徒の交流、交換留学など

（道・道教委 2022-03-31付）

　道教委と中国・北京市教育委員会は２９日、教育分野の協力に関する覚書をオンラインで締結した。「生徒同士の交流活動の展開への支援」「国際的な人材養成の支援」の２分野における協力を確認。今後両者は、ＩＣＴを活用した生徒同士の交流活動を進めるほか、コロナ収束後を見据えた交換留学の実施に向けた準備を進める見通し。

　協定は、道と北京市の教育分野での協力の一層の促進を図ることを目的に締結したもの。主な協力分野は、両者が所管する学校における①生徒の交流活動の展開への支援②国際的な人材養成への支援―の２点。

　２９日に教育分野の協力に関する覚書調印式をオンラインで挙行。道教委から倉本博史教育長や橋場弘之教育委員ら１１人、北京市教委から孫其軍（ソン・ギグン）副主任ら５人が出席した。

　倉本教育長は、北京オリンピック・パラリンピック開催と日中国交正常化５０年の節目の年に覚書を締結できたことに喜んでいることを伝え、将来にわたる両地域の協力関係の強化へ協力を要請。「世界都市である北京市との教育交流を通じ、北海道の子どもたちが海外への興味関心を高め、将来国際社会で活躍し、グローバルな視点で地域の活性化を担う人材となるよう期待している」と述べた。

　孫副主任は、国内外のウィンタースポーツの教育における交流強化を図っていく考えを示し、北海道との協力が深まるよう期待。教育分野における協力・交流は日中両国関係の強化・維持・発展に大変重要であるとし「より多くの学校がつながりを持ち、学校間の交流を通じて友好関係を絶やさず、前進させていくことを望む」と述べた。

(道・道教委 2022-03-31付)