道教委　４年度組織機構改正　学力向上推進課を設置　生徒指導の担当局長を新設

（道・道教委 2022-04-01付）

道教委の４年度機構改正（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は４年度組織機構を改正した。学校教育局に義務教育と高校教育の学力向上施策を一体的に進める「学力向上推進課」を設置するほか、重大な生徒指導上の諸課題に迅速・適切に対応する「生徒指導・学校安全担当局長」を新設。改正に伴い、６局４担当局長１６課１参事７担当課１課内室１センターから６局６担当局長１７課１参事９担当課１課内室１センターの構成となる。

　主な改正内容をみると、学校教育局において学力向上推進課を設置。高校入学者選抜学力検査を学力向上施策の検証改善サイクルに位置付けるなど、義務教育と高校教育における学力向上施策を一体的に進める体制を整備する。

　また、いじめ問題、不登校、児童生徒の生命や安全など喫緊かつ重大な諸課題に迅速・適切に対応するため生徒指導・学校安全担当局長を配置。生徒指導・学校安全課の体制を拡充する。

　高校教育課においては道立学校配置・制度担当課長を配置。高校と特別支援学校の配置に関する業務を統合する。特色ある学校づくりや多様な児童生徒に対応する観点から、道立学校全体の枠組みで一体的に検討する。

　生涯学習推進局では、道立近代美術館担当課長、道立近代美術館整備推進係を新設。老朽化した近代美術館の施設リニューアルを円滑に推進する体制を整備する。

　５年度に道内で開催される全国高校総合体育大会（インターハイ）に向けては、３～５年度の暫定設置となる高校総体推進課の標準定数を増員し、各競技種目や式典の運営等の体制を拡充する。

(道・道教委 2022-04-01付)