ＧＩＧＡスクール運営支援　５月以降　センター開設　専門業者が相談対応　道教委

（道・道教委 2022-04-11付）

　道教委は、道立学校ＧＩＧＡスクール運営支援センターの５月以降の開設に向けた準備を進めている。端末やクラウドサービス、ＩＣＴ機器の操作設定などの相談に専門業者が遠隔で対応する。受付時間は平日の午前９時から午後５時となる見通しで、今後、トラブル対応の事例を蓄積してＦＡＱサイトを作成する予定。

　道立高校では本年度から学年進行でＢＹＯＤによる１人１台端末による授業を開始。経済的な事情で端末の所有が困難な生徒には学校の端末を貸与する。

　ＩＣＴを活用した授業の重要性が高まる道立学校に対応するため、道教委は国の事業を活用し、ＧＩＧＡスクール運営支援センターの設置を計画。４年度当初予算に３５２３万円を措置した。

　道立学校からの問い合わせに対応するため専門業者によるヘルプデスクを設置し、ＩＣＴ機器の活用を遠隔でサポート。児童生徒から相談等を受けた教職員や教職員自身のトラブルシューティング、ＩＣＴ利活用に関する情報提供を行う。

　対応する具体的な範囲は①各種アプリケーションの操作②端末やＩＣＴ機器の操作設定③校内ＩＣＴ機器の障害診断④ＭＤＭ（端末を一括管理するクラウドサービス）を利用した運用設定支援⑤各種問い合わせ窓口の案内⑥ＦＡＱサイトの作成・管理運用―に関する事項を設定。　

　端末の初期設定や操作方法のほか、ワイファイの接続方法、ウェブカメラ・マイク・大型提示装置・モバイルルータ等機器全般の接続・操作・設定方法、クラウド型・教育系アプリケーション全般に対応する。

　学校からの問い合わせに対し、電話、メール、チャット、またはビデオ通話アプリを活用して対応する予定となっている。

　受付時間は平日の午前９時から午後５時となる見通しで、他の時間帯ではメールやチャットで依頼を受け付ける。

　トラブル対応の事例をもとにＦＡＱサイトを作成し、将来は市町村立学校と課題を共有することを検討している。

　現在ヘルプデスクの業務委託契約に向けた一般競争入札を公告中。入札日は１３日で、事業者を選定後、５月以降の設置を目指し準備を進めていく。

(道・道教委 2022-04-11付)