チャレンジテスト前年度問題　算数・数学でCBT版　道教委　５月１３日まで配信

（道・道教委 2022-04-12付）

　道教委は、「ほっかいどうチャレンジテストの前年度問題」を５月１３日まで実施する。配信教科は５教科で、このうち算数・数学の一部の学年では１人１台端末を活用したCBT版テストを導入。自動採点機能によってテスト終了後に児童生徒自ら正誤の状況や解説内容を確認できるもので、手順や留意事項を確認して取り組むよう求めている。

　チャレンジテストは平成２１年度から実施。道内全ての学校で授業の振り返りや学期のまとめの学習などで活用している。

　チャレンジテストの前年度問題は、学校・学年・学級が同じ期間に取り組むことで児童生徒の学習内容の定着状況を検証するとともに、各学校における学力向上の取組の充実を図ることがねらい。

　参加対象は道内の公立小・中学校、義務教育学校、中等教育学校前期課程、特別支援学校（小・中学部）。実施期間は５月１３日まで。

　北海道学力向上ウェブシステムからテストを配信し、各学校が事前準備した上でテストをダウンロードして実施。採点結果を登録する。

　配信教科は国語・社会・算数（数学）・理科・英語の５教科で、当該学年の前年度までに学習した「知識」「活用」に関する問題を出題する。時間は２０分程度（小学校３年生～中学校３年生までの国語、算数・数学は４０分程度）だが、児童生徒の実態に応じて設定することもできる。

　配信教科のうち算数（小学校５・６学年）と数学（中学校１・２学年）に関しては、３年度に試行したCBT版の配信を本格開始する。解答終了後に自動採点されるため児童生徒自身が即座に正誤の状況を確認でき、ダウンロードや保存が可能となっている。一部の問題では児童生徒向けの解説が表示される。

　今回、CBT版チャレンジテストの活用手順書と実施上の留意点をまとめた資料を改訂し、内容を確認した上で事前の準備や児童生徒への指導を求めている。

(道・道教委 2022-04-12付)