札幌市　３年度市内中高卒者進路　高校生　大学５３人増　中学生は全日制高２９６人減

（札幌市 2022-04-18付）

　札幌市は、文部科学省が実施している３年度学校基本統計（学校基本調査）の集計結果を公表した。うち札幌市内の中学校・高校、中等教育学校の卒業生の進路状況をみると、中学校では前年度比２９６人減の１万２９４２人の生徒が高校（全日制）への進学を選択。高校では５３人増の７８８０人が大学に進学している。就職等については、中学校が１８人、高校は１３１９人だった。

　学校基本調査は、文科省が学校に関する基本的事項を調査し、学校教育行政上の基礎資料を得ることを目的に昭和２３年から実施しているもの。

　２年度の中学校・高校・中等教育学校の卒業生の進路状況をみると、中学校の卒業者総数は１５３人減の１万４６９６人。進学の内訳は、全日制高校が１万２９４２人で最多、次いで、通信制高校が７７０人、定時制高校が４４８人だった。

　就職者等は１８人で、自営業主等が１０人、無期雇用労働者が４人などとなっている。

　高校の卒業者総数は２人増の１万３９６１人。大学への進学が７８８０人で最も多く、専修学校が３０２１人で続いた。このほか、短大が４８１人などとなった。

　就職者等の総数は、１７３人減の１３１９人。内訳は、無期雇用労働者が１２１７人、有期雇用労働者が５８人だった。

　中等教育学校後期課程の卒業者は７人減の１４６人。１１３人が大学に進学している。

　中等教育学校前期課程の修了者は１５８人全員が高校（全日制）に進学。後期課程への進学は１５６人だった。

(札幌市 2022-04-18付)