道教委まとめ 3月公立高卒業者 就職率97・1%に 分類別 「生産工程」が増
(道・道教委 2022-05-20付)

 道教委は、4年3月道内公立高校卒業者の就職決定状況をまとめた。就職率は前年度比0・1ポイント増の97・1%で、ここ数年横ばいで推移している。職業分類別では「事務」が2割を占め、前年度と比べ「生産工程」の就職者数が増加した。

 4年3月卒業者の就職希望者数は592人減の6196人で、平成27年度から減少が続いている。

 就職者数は6017人で、学科別の割合は職業学科が53・7%、普通科は38・7%、その他の学科が7・6%。

 地域別では、高校が所在する管内の就職者が4048人と3分の2以上を占め、その他道内就職者が1591人。道外就職者が378人で、ピーク時の平成31年3月卒業者(684人)から減少が続く。

 職業分類別にみると「事務」1254人、「生産工程」1155人、「サービス」812人などと続く。「生産工程」の就職者数のみ増加し、他の全分類で減少した。

 道教委は本年度、就職指導の改善に関する研修の指定校6校で1人1社制などの就職慣行の在り方を調査・研究するほか、道高校就職問題検討会議などで情報を提供する予定。

 また、道労働局、道高校長協会、知事部局などと連携して生徒一人ひとりに応じた就職活動の在り方を検討する。

(道・道教委 2022-05-20付)

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