道教委　道徳教育推進会議　考え、議論する授業を　文科省の浅見調査官が講話

（道・道教委 2022-07-25付）

授業構想の具体や工夫例を解説

　道教委は１５日、第１回道道徳教育推進会議をオンラインで開催した。文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の浅見哲也氏が「今、求められる道徳教育」と題して講話。道内の道徳教育を推進する教員ら約９０人が参加し、１人１台端末を活用した道徳科の授業改善について情報を交換した。

　会議は、道徳教育の抜本的改善・充実にかかる支援事業の趣旨、学習指導要領の趣旨や内容等への理解を深め、学校の教育活動全体を通じた道徳教育の改善・充実に向けた協議・演習を行い、本道の道徳教育の充実を図るもの。

　管内の中核となって道徳教育を推進することが期待される教員や市町村教委の指導主事ら約９０人が参加した。

　はじめに文科省初等中等教育局教育課程課の浅見教科調査官が「今、求められる道徳教育」と題して講話。全教育活動を通じて行う道徳教育を推進するため、育てたい生徒像を明確にしたカリキュラム・マネジメントや「考え、議論する道徳」を視点とした授業改善のポイントを解説した。児童生徒の実態や授業のねらいを踏まえた授業構想の具体例のほか、導入・展開・終末の各段階における授業の工夫例を紹介した。

　続いて１人１台端末を効果的に活用した道徳科の授業改善について協議。児童生徒の様々な意見を整理・視覚化し、多角的に考えるジャムボードの活用事例やグーグルスライドによる成長の振り返りなど各学校の実践について交流した。

(道・道教委 2022-07-25付)