３定道議会予算特別委員会（１０月４日）　道内外の事例周知　時間確保など課題　校則の見直し

（道議会 2022-10-07付）

　校則の見直しについて質疑が行われた。

　泉野生徒指導・学校安全課長は、道立高校の校則の見直しに係る調査結果によると、３年度～４年５月末までの間に校則を見直した学校の割合は８２％、全学校で校則をホームページに掲載しているなど見直しが進んでいる一方、教職員間の校則見直しの意義の共通理解や生徒が主体的に話し合う時間の確保などが課題として挙がっていると答弁。今後、全国の事例のほか、本道で既に取り組んでいる効果的な事例や見直しを行った校則を周知するとした。

　伊藤伸一生徒指導・学校安全局長は、校則見直しの過程で生徒が意見を述べることは、主体的・自律的に行動する態度の育成などの教育的効果があるとし、「社会の変化や生徒の実情、地域の状況等を踏まえ、積極的に校則を見直すことは生徒の人権や個性が尊重され、地域と共に生徒の成長を支えることにつながると考えており、今後改訂が予定されている生徒指導提要を踏まえ、校則の見直しが進むよう指導していく」と述べた。

　真下紀子委員（日本共産党）の質問に対する答弁。

(道議会 2022-10-07付)