子の成長間近で実感　札幌市教委　教師夢プランⅢ　教職課程履修の大学生５０人

（札幌市 2022-10-24付）

教育実習体験報告などを行った

　札幌市教委は１４日、道教育大学札幌駅前サテライトで教師夢プランⅢを開いた。教職課程を履修する大学３年生５０人が参加。教育実習で感じたやりがいなどを交流した。

　市教委は３年度、これまで大学２・３年生向けに実施していた教師夢道場の内容を拡充し、新たに教師夢プランを開始。

　大学１年生を対象に加え、札幌の教員として働く魅力や働く上で大切なことなどを伝えている。今回は、３年生対象のプランⅢの２回目。

　はじめに、市教委教職員課の担当者が教員採用候補者選考検査の概要について説明。「判定基準を意識する」「加点制度を活用する」など対策のポイントを紹介した。

　続いて、教育実習体験報告を行い、参加者はグループに分かれて交流した。

　実習を終えた参加者は、教員や児童生徒の姿から学んだこと、実習で頑張ったこと、心に残った出来事などを報告した。

　これから実習を控える参加者は、実習で頑張りたいこと、不安なこと、経験者に聞いてみたいことなどを伝えた。

　交流の中では「子どもたちの成長をこんなに間近で見られる職業はないと感じた」「生徒の実態に応じて臨機応変に対応することが大切だと分かった」など、やりがいを実感する声が寄せられた。

　また、１回目の振り返りで参加者から寄せられた質問・相談等に教職員育成担当課の指導主事が回答した。

　「授業を考えるときに軸として一番大切にすべきことは」「教師が一方的に課題を提示するのではなく、子どもから課題を引き出すにはどうすればよいか」などの悩みに対する解決の道筋を示した。

(札幌市 2022-10-24付)