道小学校スクールバンド連盟　晴れ舞台に喜びかみ締め　札幌支部創立５０周年演奏会

（札幌市 2022-12-01付）

息の合った演奏を披露した＝㈱大阪フォトサービス提供＝

　道小学校スクールバンド連盟札幌支部（本間聡支部長）は１１月１９、２０日の２日間、札幌コンサートホールＫｉｔａｒａで支部創立５０周年記念第５１回スクールバンド演奏会を開催した。札幌、江別、苫小牧から３３団体、約８８０人が参加。吹奏楽や金管バンドによるきらびやかなブラスサウンドを会場いっぱいに響かせた。

　本年度のテーマは「音楽は心の友達　いつまでも大切にしていきたい　音楽を演奏する楽しさ　音楽を聴く楽しさを」。来年１月１５日に旭川市で開催される第３９回全道スクールバンドフェスティバル旭川大会の予選を兼ねた演奏会には、約８８０人の児童が参加した。

　開催に当たっては感染症対策に万全を期し、来場制限を設けるとともに、オンライン配信での鑑賞も可能に。来場者は２日間で約２０００人、オンラインは延べ約１７００人が視聴した。

　参加団体のうち、札幌市立幌北小学校スクールバンド同好会は、児童１５人が「ハルニレの木」「新宝島」を披露。コロナ禍で練習時間が限られたにもかかわらず、息の合った元気あふれる演奏を会場に響かせた。

　審査の結果、札幌市立南月寒小学校、札幌市立中の島小学校、札幌市立札苗緑小学校の３団体が旭川大会への出場権を獲得した。

　本間支部長は「昨年に引き続き感染症対策に最大限の配慮をしつつ、全国屈指のコンサートホールＫｉｔａｒａのステージで演奏する機会を子どもたちに提供することができた」と安堵の表情を浮かべた。

　幌北小スクールバンドを指導する武田紘一教諭は「コロナ禍で、演奏する機会が少ない子どもたちにとって、スクールバンド演奏会は大きな希望。５０周年の節目の舞台に立てる喜びをかみ締めて演奏できた」と話した。

　部長の松永小瑶さん（６年）は「音楽が好きでスクールバンドに入った。演奏会に向けて新しい曲に取り組む時が一番楽しい」と笑顔を見せた。

(札幌市 2022-12-01付)