札幌市　藻岩・啓北商高再編新設　７年度の着工目指す　厚別区の義務教育学校も

（札幌市 2023-01-12付）

　札幌市は１０日付で、市立札幌藻岩高校・札幌啓北商業高校の再編新設校と厚別南・青葉地区の義務教育学校の建築設計、設備設計に関する公募型プロポーザルを公告した。いずれも来年度から実施設計を進め、７年度の着工を目指す。

　藻岩高と啓北商業高の再編は、７年度以降の中学卒業者数の大幅な減少を踏まえたもの。普通科と商業科系を合わせて１学年８学級とする方針で、藻岩高敷地内に新設校を整備する。計画規模の概要をみると、校舎棟が延床面積９８００平方㍍。屋内運動場が１９００平方㍍で、雨天練習場１１００平方㍍を階上または階下に設ける。藻岩高の既存の屋内運動場は第２屋内運動場とし、新校舎と渡り廊下で接続する。概算事業費には、解体工事を含めて７４億円を見込んでいる。

　厚別南・青葉地区の義務教育学校は、市立新札幌わかば小学校と市立青葉中学校を改編して新設する。新札幌わかば小の校舎を活用し、給食室３７０平方㍍と児童会館４５０平方㍍を含む計３２００平方㍍を増築する。屋内運動場も１３００平方㍍の増築を計画。プールは解体し、再整備は行わない。概算事業費には２８億５０００万円を試算している。

　いずれも仮設校舎は使用せず、５年度から基本・実施設計を進め、７年度の着工を目指す。

(札幌市 2023-01-12付)