トップページ > 記事種一覧 > 記事検索 > 記事詳細画面

校長室から―未来育む札幌の学校―　強みを働きがいに　札幌市立西野第二小学校
（札幌市 2023-02-08付）

カメルーンからの新年初便り

▼わが校の強み

　本校は、２０歳代から５０歳代まで各年代の職員がバランス良く在籍しています。４０人を超える教職員が、子どもたちのために「同僚性」を発揮していることが大きな強みです。コロナ禍の中で行事や教育課程の度重なる変更がありましたが、その都度臨機応変に対応してきました。また、学年内専科指導、クロームブックの活用、各種業務の見直しや削減など教職員全員の力を結集してそれぞれの課題解決に向けて挑戦を続けています。

▼児童の成長に向けて

　本校の特色ある教育課程の一つに国際交流「カメルーンとの交流」があります。本校の職員が海外青年協力隊として赴任しており、毎月「カメルーン通信」が届き、現地の様子を子どもたちに知らせています。総合的な学習では、ズームを使ってウェブ交流もしました。日本とは大きく違う文化や学校生活の様子に子どもたちはいつも興味津々です。

　また、本年度、自分でやってみたい教科を窓口にした授業研究に取り組んでいます。指導案をできるだけ簡素化し、１人１実践を公開しました。子どもが意欲的に学び続けるための方策を研修しています。

▼教職員への思い

　学校現場は、とても忙しくストレスが多い環境ですが、前述の「わが校の強み」と同様に、ぜひ「自分の強み」を見つけ、研鑚を積んでほしいと思います。協働する、学級経営力が増すなど、教職員としての力が身に付く、自信が付くことは、子どもの笑顔に反映されます。「自分の強み」を持つことは、「働きがい」につながっていくと考えます。

▼校長としての喜び・楽しみ

　朝、校門前であいさつしたり、４階まである校内を巡回したりするのが日課であり、楽しみとなっています。

　子どもたちが私の姿を見つけて、笑顔であいさつしたり、手を振ってきたり、変顔で合図を送ってきたりします。どの学年の子どもたちもとても人懐こく、朗らかです。こうした子どもたちを育てている教職員の日々の頑張りを実感します。

　また、若い教職員が苦労しながらも、スキルを磨き、着実に成長している姿を見るとほほ笑ましく思います。これからもこのような学校の営みを保護者や地域の方に発信し共有していきながら、魅力あふれる学校づくりをしていきます。