札幌市小学校教頭会の次期研究主題　未来切り拓く力育む　研究組織　６部体制維持

（札幌市 2023-02-08付）

　札幌市小学校教頭会（上田繁成会長）の５年度研究推進構想がまとまった。初年度を迎える第１６次３ヵ年継続研究の研究主題を「共に未来を切り拓く力を育む　社会に開かれた活力ある学校づくり」と設定。コロナ禍にあった前次研究の成果を踏まえ、教頭会として「互いに話すこと」「継続性、協働性・関与性」を意識して、主題の実現を目指す。研究組織は、これまでの６部体制を維持する。

　１月中旬に開いた全市研究大会で、村上友宏研究推進委員長が説明したもの。

　５年度からスタートする第１６次３ヵ年継続研究の研究主題は「共に未来を切り拓く力を育む　社会に開かれた活力ある学校づくり」。

　予測困難な時代を迎え、児童一人ひとりの可能性を最大限に引き出しながら、多様な幸せと社会全体の幸せの理念の実現に向けて「未来を切り拓く力」を子どもたちに育む必要性があると位置付けた。

　その上で、社会に開かれた活力ある学校づくりの重要性を強調。保護者や地域と目的を共有し、地域教育力を生かす学校や、子どもが友達と地域と協働的な学びをつくる学校の実現に向けて「教頭が果たす役割は大きい」とした。

　前次までの３ヵ年研究においては、紙面会議やオンライン会議などを駆使し、研修機会の確保に腐心してきた。次年度以降も、こうした成果を踏まえつつ、教頭会として横のつながりを紡ぐため①互いに話すこと②研究の継続性、同僚性を重視した協働性、教頭としての関与性―の２点についてあらためて意識することを強調した。

　研究組織については、従来どおり「教育課程部」「教育環境部」「組織力向上部」「管理運営部」「学びの支援部」「人材育成部」の６部体制とする。

(札幌市 2023-02-08付)