札幌市教委　教育活動指針改訂　給食時座席ルール緩和　コロナ感染レベル引下げで

（札幌市 2023-02-17付）

　札幌市教委は１５日、新型コロナに対応した「市における教育活動のガイドライン」の一部を改訂した。道内の感染状況レベルが６日、レベル１に引き下げられたことを受けた対応。給食の時間における座席の配置ルールを緩和したほか、同居家族に発熱などの症状が見られる場合でも出席停止としないことなどを定めた。

　改訂後のガイドラインでは、日常的なマスクの着用について、これまでは「原則」としてきたが「推奨」と変更した。

　また、給食の時間に行う対策として挙げていた「全員が同一方向を向き、大声での会話を控える」の文言を削除。「席の配置の工夫や、適切な換気の確保などの感染症対策を行うこと」とした。

　出席停止基準の一部も緩和し、同居家族に発熱など、風邪の症状が見られる場合でも出席停止の対象外とした。子ども本人に発熱などの症状が見られる場合や、同居家族が感染した場合などは、現行の基準のまま出席停止とする。

　このほか、卒業式でのマスクの取り扱いを追記した。

　同日付で、各校に通知した。４月１日以降のマスクの取り扱いについては、今後、文部科学省から別途通知がある見通しであることから、あらためて通知する。

(札幌市 2023-02-17付)