札幌市教委等　５年度オリパラ教育　課題にオンライン学習　研究推進校応募３月１５日まで

（札幌市 2023-02-17付）

　札幌市教委と札幌市スポーツ局は、オリンピック・パラリンピック教育推進事業について、従来設定している３つの研究課題に加え、５年度から「オンラインを活用した学習に関する研究」を新たに位置付ける。新たな研究課題では、学校、オリンピアン・パラリンピアンおよびオリンピックミュージアムをオンラインでつなぎ、オリパラの知識や種目、札幌オリンピックに関わる歴史などについて学ぶ。現在、研究課題ごとに研究推進校を募集中。各研究推進校は、市の教育課程に位置付けられている教育活動と関連を図ったオリパラ教育に係る研究を進め、全市にその成果の普及を図る。応募締め切りは３月１５日。

　事業は、オリンピック・パラリンピックの理念や価値の理解を深める教育について、学校で実践的研究を行い、研究成果や検証結果等について普及・啓発することで、市の学校教育の充実に資することが目的。市教委が平成２８年度から実施しており、２９年度から市教委とスポーツ局で事業を進めてきた。

　令和４年度までは、研究課題として①オリンピアン・パラリンピアンやその指導者等を学校に招いて講演会を行う学習に関する研究②オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習に関する研究③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習に関する研究―の３点を設定。これらに加え、５年度からは新たな研究課題として④オンラインを活用した学習に関する研究―を位置付けて事業を展開する。

　募集する校数は、①と②が小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校各１８校程度。③は小、中（中等教育学校前期課程を含む）、義務教育学校、特別支援学校７０校、④は１０校程度を予定している。

　設定した研究課題ごとにオリンピック・パラリンピック教育研究推進校を指定し、教育課程に位置付けられている教育活動と関連を図ったオリンピック・パラリンピック教育に係る研究を進め、全市にその成果の普及を図る。

　３月中に研究推進校を決定し、５月ごろから順次説明会を開催。６月から研究推進校における実践研究を開始し、来年２月をめどに提出する研究成果報告書をもとに報告会を開催する。

(札幌市 2023-02-17付)