札幌市教委　伏見小建替候補地　郵政研修センター跡へ　北５西１市有地一部と交換

（札幌市 2023-02-16付）

伏見小学校区現況

　札幌市教委は、老朽化が進む市立伏見小学校の建て替えに当たって、中央区南２０条西１５丁目の道郵政研修センター跡地を候補地とし、用地確保に向けて調整を進めている。北５条西１丁目の市有地の一部を、センター跡地の価格相当分で等価交換する考え。改築時期は今後検討していく。

　１３日の市議会文教委員会で明らかにした。

　南１８条西１５丁目に位置する伏見小は、校舎が昭和５７年、体育館が５９年に竣工。共に築４０年近くが経過し、老朽化が進んでいる。敷地面積は１万３８平方㍍と一般的な小学校と比べて狭く、不整形なことから十分なグラウンド用地を確保できていない。運動会などの行事は、校舎から５００㍍ほど離れたサブグラウンドを使用している。

　このため、市教委は現地建て替えが困難と判断。校区の中心に近い道郵政研修センター跡地（１万４９２２平方㍍）を改築候補地として購入する計画を、所有者の日本郵政に提示した。同社から北５条西１丁目の市有地（１万２８１３平方㍍）の一部との交換打診があったため、等価交換を行うとした。

　建物は同社負担で解体中で、ことし秋にも終わる予定。４月以降、不動産鑑定評価を経て、交換の詳細条件を決める。伏見小の移転改築時期については、他の改築予定校の状況を踏まえて、今後検討していく。

(札幌市 2023-02-16付)