校長室から―未来育む札幌の学校―　愛情を持ち心つなげる　札幌市立鴻城小学校

（札幌市 2023-02-15付）

児童同士で学びをつなげる算数の学習

▼わが校の強み

　「校長先生、今朝、リスを見たよ」と、豊かな自然を感じてうれしそうに話している子、「雪で歩くのが大変で、途中で転んじゃったよ」と、冬の厳しい自然を感じながらもたくましく育っている子がたくさんいること。

　入学おめでとうございますというあいさつに「ありがとうございます」と、返事ができる子どもを育てられる保護者がたくさんいること。愛情を持って子どもを育てる職員がたくさんいること。

　開校１２３年目を迎えた本校には強みがたくさんあります。

▼児童の成長に向けて

　「なかよく　楽しく」。校歌の１番から３番に繰り返し出てくる歌詞です。

　誰とでも仲良く過ごせるように、友達と学校生活を送る中で、互いの良さや可能性を認め合える温かい関わり、感謝し合える関わり、笑顔での関わりを通して心がつながる姿を目指したいと思います。

　また、楽しく過ごせるように自ら疑問や課題を持ち、解決することを通して学ぶ楽しさを実感しながら自分の学びをつなげる姿を目指していきたいと思います。

▼教職員への思い

　「“今日の言葉”で自分を振り返りました」。

　毎朝、様々な教育者や経営者の金言、教育情報等を校務ＰＣの活用で伝え始めたあとの職員面談での言葉です。

　正しい考えと愛情と能力をもとにして、子どもに寄り添い、成長を促し、チームで学校教育目標を達成していきたいと始めた「今日の言葉」。

　職員が愛情を持って多様な子どもを支えられるよう職員一人ひとりに深い愛情を持って接していきます。

▼校長としての喜び・楽しみ

　「おはようございます」「いつもありがとうございます」と、元気なあいさつと笑顔で横断歩道を渡っていく子。

　始業式や終業式の後に教室を回ると「いいお話をありがとうございます」と笑顔で話しかけてくる子。

　冬になって横断歩道を除雪していたら「除雪をしてくれてありがとうございます」と、笑顔で感謝を伝えてくる子。

　素直で相手を思いやる心を持った子がたくさんいることに大きな喜びを感じています。

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嶋本剛校長

(札幌市 2023-02-15付)