６個人２団体に栄誉　札幌市　４年度スポーツ賞

（札幌市 2023-02-14付）

　札幌市は、スポーツの普及や発展に尽力した個人・団体を表彰する４年度市民スポーツ賞の受賞者を発表した。市内小・中学校で、バイスキーの体験授業の実施に協力する市障がい者スポーツ協会理事の水谷隆志さんや、昨年の全日本スノーボード選手権１８歳以下の部で優勝した住永翔吾さんら６個人２団体を選出。１０日、ホテルライフォート札幌で授賞式を開き、功績をたたえた＝写真＝。

　同賞は、札幌オリンピック冬季大会の開催を記念して、昭和４８年度に創設した。本年度で５０回目。

　市障がい者スポーツ協会理事、札幌障がい者スキー協会会長の水谷さんは、平成１７年から市内の小・中学校で、バイスキーの体験授業の実施に協力している。障がいの有無にかかわらず、スポーツを楽しむことができる環境づくりに努めた。近年は指導者の育成にも取り組んでいる。

　道スノーボード連盟所属の住永さんは、競技に集中するため、令和２年に道外から札幌市立宮の森中学校に転校。現在は通信制高校に在籍して競技を続けており、昨年３月の全日本選手権１８歳以下の部で優勝を果たした。

　このほか、学校施設開放事業の管理業務を担当し、近隣小学校の運動会の協力や清掃活動など、まちづくりにも貢献した北地区スポーツ振興会と北野台体育振興会が受賞した。

　贈呈式で、秋元克広市長が受賞者一人ひとりに表彰状を贈呈。「引き続き、スポーツによる元気なまちづくりへの協力をお願いしたい」と激励した。

　水谷さんは「今後も競技を大きく広め、誰もが楽しめることを目指す」と述べた。

(札幌市 2023-02-14付)