名寄市５年度予算案 教育費３２億円 ＩＣＴで不登校生支援 名寄中改築に向け設計・調査（市町村 2023-02-22付）
【旭川発】名寄市は２０日、全会計総額約４９５億８４００万円の５年度予算案を発表した。一般会計は４年度肉付補正後と比較して１・１％減の２３７億５５７２万円で、このうち教育費は６・５％増の３２億５７４３万円余りとなった。不登校児童生徒への対策や学校校舎整備などを推進する。
不登校対策に向けた取組の連携強化を拡充。適応指導教室相談員を１人増員するほか、ＩＣＴを活用した遠隔授業を適応指導教室と連携して展開する。
ハード面では、名寄中学校の改築に向けた設計と地質調査に１億２１８４万円を計上。また、智恵文小中学校の６年４月開校に向けた改築工事を引き続き進めるなどとした。
加藤剛士市長は当日の記者会見で「コロナ関連予算を除けば、一般会計はわずかに増額となった。ポストコロナに向け、地域の発展に貢献できる予算を編成できたのではないか」と述べた。
主な子育て・教育関連事業のうち、第２次総合計画で設定した重点プロジェクトに係る事業はつぎのとおり。
▼子育て支援の推進
▽子ども家庭総合支援拠点＝６３２万円
▽子育て支援センター運営＝３３９６万円
▽こどもの遊び場運営＝２２８８万円
▽認定こども園等整備＝１１億４３万円―１１月完成予定。６年春オープン
▽民間特定教育・保育施設への運営支援＝４億２６９５万円―ＩＣＴシステム導入など
▽ファミリー・サポート・センター＝３１３万円
▽待機児童解消緊急対策＝３９４万円―保育士等の人材確保
▽こども発達支援＝３７８４万円
▽相談支援＝１２５３万円―サービス等利用計画作成
▼幼児教育の充実
▽民間特定教育・保育施設への運営支援＝１億３５８５万円
▼小・中学校教育の充実
▽スクールソーシャルワーカー配置＝４６０万円
▽小・中学校情報化推進＝３５１３万円
▽心の教室相談員配置＝３１６万円
▽給食センター施設改修＝２億１２５０万円―休憩室等の増改修など
▼大学教育の充実
▽地元定着化促進＝４５２万円
▽コミュニティケア教育研究センター運営＝４６６万円
▽特別研究＝２７６万円
▼生涯学習社会の形成
▽地域学校協働活動推進＝１２万円
▽ピヤシリ大学運営＝４１万円
▽瑞生大学運営＝３５万円
▽友朋学級運営＝１０万円
▽名寄公民館運営＝１４９万円
▽智恵文公民館運営＝３４万円
▽風連公民館運営＝１５２万円
▼生涯スポーツの振興
▽各種大会開催＝７７７万円
▽冬季スポーツ拠点化＝１６０４万円
▽スポーツ施設整備＝１２６８万円
▽風連スキー場管理運営＝９６７万円
▼青少年の健全育成
▽放課後子供教室＝１７３万円
▽不登校児童生徒相談＝３６９万円
▽適応指導教室設置＝１２５６万円
▽教育相談推進＝４８０万円
▽青少年問題等対策＝２４１万円
▽学童保育運営＝３２６９万円
▽放課後児童クラブ運営＝４６５５万円
(市町村 2023-02-22付)
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