八雲町５年度予算案　八雲小で２５人学級実施　八雲中大規模改修に７・６億

（市町村 2023-02-22付）

　【函館発】八雲町は１７日、５年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比９・９％増の１５８億７５００万円。うち教育費には１４０％増の１５億９１９９万円を計上。八雲中学校大規模改修事業費に７億６４１０万円を盛り込んだことなどに伴い、大幅な増額となっている。新規事業では、次年度から八雲小学校で開始する２５人学級の専門教職員配置に７８０万円を充てた。

　新規事業をみると、木彫り熊１００周年記念事業として４２０万円を計上。総務費では、通学路における防犯対策として町内３ヵ所に防犯カメラの設置に８５万円、八雲高校の創立１００周年記念事業費に５００万円を充てた。

　教育関係の主要事業はつぎのとおり。

▼教育費

▽小中一貫型コミュニティ・スクール＝３０万円

▽外国語指導助手（ＡＬＴ）配置＝１１４０万円―ＡＬＴ配置２人

▽教職員住宅整備＝２１８０万円―旧熊石高公宅購入５棟１１戸

▽読解力向上推進＝１４４万円―リーディングスキルテスト、研究員による講習会

▽小学校校舎解体＝７５８６万円

▽小牧市・八雲町児童学習交流＝１４８万円―夏季２４人受け入れ、冬季８人派遣

▽小・中学校ＩＣＴ教材整備＝２８９万円―日常の授業や家庭学習に活用するためのＩＣＴ教材導入

▽スクールバス整備＝１１７３万円

▽八雲中大規模改修＝７億６４１０万円

▽八雲山車行列補助金＝３００万円

▽八雲さむいべや祭り補助金＝１２７万円

▽新八雲町史編さん＝３４７万円

▽木彫り熊デザイングッズ企画開発＝９万円

▽木彫り熊１００周年記念＝４２９万円―スイス視察、特別展・講演会、１００周年ポスター印刷配布、資料館案内のための電柱看板設置

▽北海道日本ハムファイターズ八雲後援会支援＝９５万円

▽大新スポーツ公園多目的トイレ整備＝４９２５万円

▽子育て世帯支援＝４４９４万円―児童生徒の給食費を無償化

▽小学校少人数学級教育専門員配置＝７８４万円―５年度教職員１人を八雲小へ配置。学校現場が抱える諸課題の解決を図る

▼総務費

▽防犯カメラ設置＝８５万円

▽地域高校就学支援＝６６２万円―八雲高への通学、下宿、模擬試験、各種検定、通信学習に係る経費の一部を助成

▽学童保育所敷地取得＝６００万円

▽八雲高１００周年記念＝５００万円

▼民生費

▽熊石地域放課後子ども対策＝１８４万円―「ふれあい交流センターくまいし館」に見守りスタッフを配置。放課後の子どもの居場所を提供し、各種教室を実施

▽子ども医療費助成＝５３８９万円―高校生卒業年度末までの子ども医療費を助成

▽放課後児童健全育成＝４５４８万円―学童保育所３ヵ所の運営に対する補助

▽子どものための教育・保育給付＝４億２４万円

▽子ども発達支援センター＝６５１万円

(市町村 2023-02-22付)