赤平市　５年度予算案〈骨格〉　新規に子育て給付金　教育費は１３.８％増５.７億

（市町村 2023-02-21付）

　【岩見沢発】赤平市は１７日、５年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比２・３％増の１０２億２７４２万円。保育所や幼稚園へのＩＣＴ関連予算の計上のため、教育費は１３・８％増の５億７００７万円となっている。４月に市長選を控えた骨格編成。

　新規事業として、出産・子育て応援給付金に３５０万円を計上。全ての妊婦、子育て家庭に対し、妊娠届出後に５万円、出生届出後に５万円を給付する。また、産後ケアに３９万円を措置。産院などにおいて、育児相談や身体的ケア、母親の休息の確保などができるよう支援する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼健やかな暮らしをともに支え合うまち

▽放課後子供教室＝４０１０万円―放課後に全ての児童の安全・安心な場所を確保するとともに、様々な文化的・体育的な体験の場を提供する

▽子ども医療費助成＝２１００万円―高校生以下の医療費無料化

▽ひとり親家庭入学支度助成＝１９０万円―児童扶養手当を受給しているひとり親家庭に対し、子ども１人につき小学校入学時に３万円分、中学校入学時に５万円分、高校入学時に７万円分の「まごごろ商品券」を交付

▽産後ケア（新規）＝３９万円―産院等において、育児相談や身体的ケア、母親の休息の確保などができるよう支援

▽出産・子育て応援給付金（新規）＝３５０万円―全ての妊婦、子育て家庭に対し、妊娠期から出産・子育てまで一貫した支援を図るため、妊娠届出後に５万円、出生届出後に５万円を給付

▼ともに学び合い豊かな心を育むまち

▽公設学習塾の開設＝３０６万円―子どもたちの基礎学力の向上を図るため、放課後に公設塾を開設（数学・英語の２教科）

▽高校通学費等助成＝１４５３万円―高校等に在学している生徒の通学費等の一部を助成するため、１人につき月額７０００円を支給

▽人材育成・定住促進奨学金＝２７４８万円―市内に居住する方の子どもが高校や大学等に在学した場合に月額４万円以内の奨学金を貸付。学卒後に市内に居住し市内の企業等に就労した場合に返還金を全額免除する。市外の企業等に就労した場合は半額免除

▽ＩＣＴ活用による学力向上支援＝３５６万円―ＩＣＴ活用教育のためのタブレット端末リース料等

▽炭鉱遺産ガイダンス施設の運営＝５４８万円―炭鉱遺産の歴史的価値を広く紹介し、市民および来訪者の炭鉱遺産に対する理解を深める

(市町村 2023-02-21付)