岩見沢市　５年度予算案　教育費７％増４７億円　食材価格高騰で保護者負担軽減

（市町村 2023-02-21付）

　【岩見沢発】岩見沢市は１６日、５年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比３・７％減の４６６億円で、教育費は７％増の４７億３０００万円。構成比は１０・１％となった。

　主な事業をみると、保育所入所運営に１５億１４２７万円、食材価格の高騰のため学校給食共同調理所運営に６億７３２１万円を措置した。

　新規事業は、妊娠届出時と出産後にそれぞれ５万円給付を行う出産・子育て応援に１７７３万円、開庁１４０年・市制施行８０周年記念に９００万円を計上している。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽子どもの医療助成＝１億９５４５万円―医療費の助成対象範囲を市独自に高校生まで拡充

▽ひとり親家庭支援＝２９４８万円

▽不妊・不育症治療費助成＝６８０万円―保険適用後の生殖補助医療、一般不妊治療においては自己負担額を全額助成

▽母子保健推進＝４０２９万円

▽出産・子育て応援＝１７７３万円―妊娠届出時と出産後にそれぞれ５万円給付

▽子ども・子育て支援＝１３５８万円

▽子育て総合支援センター＝２３４９万円

▽あそびの広場運営＝３３８６万円

▽児童厚生施設運営＝７２６３万円

▽青少年育成＝４０４万円

▽留守家庭児童対策＝１億２７５５万円

▽保育所入所運営＝１５億１４２７万円―保育料の減額・細分化によって家庭の負担を軽減

▽栗沢認定こども園運営＝６６６５万円

▽病児保育運営＝１２３９万円

▽保育・教育人材確保＝３００万円

▽幼稚園入所運営＝４億５０５１万円―子ども・子育て支援法に基づく入所児童への支援

▽ブックスタート＝１３３万円

▽学校給食共同調理所運営＝６億７３２１万円―食材価格の高騰対策。学校給食の質を維持し、保護者への負担を軽減

▽学び・心はぐくむ学校活動支援＝８２６万円

▽特別支援教育推進＝４８９０万円

▽教育指導振興＝７１２万円

▽コミュニティ・スクール促進＝１４４万円

▽外国語指導助手活用＝４２２６万円

▽教育支援センター＝１９２８万円

▽学力向上対策＝３１８万円

▽教育研究所運営＝２１０７万円

▽市民の学び支援＝９７０万円

▽文化のまちづくり＝７５０万円

▽健康・スポーツ振興＝１５４６万円

▽芸術文化・スポーツ交流創出＝３５２万円

▽教育大学連携＝３１６万円

▽開庁１４０年・市制施行８０周年記念＝９００万円―記念式典開催。芸術文化・スポーツ関連のイベントを行う

(市町村 2023-02-21付)