道教委が実践例整理　卒業式のマスク対応　小・中学校等で活用呼びかけ

（コロナウイルス関連 2023-03-08付）

　道教委は６日付で卒業式におけるマスクの取り扱い等に関する留意事項をまとめ、関係者に通知した。マスク着用の留意点をあらためて示すとともに、道内におけるマスク対応の実践例を整理。今後卒業式を実施する学校で参考にするよう呼びかけた。

　道内の多くの公立高校では３月１日に卒業式を挙行。今後、小・中学校、特別支援学校等においても順次卒業式が実施される。

　①卒業式におけるマスクの取り扱い②児童生徒や保護者への丁寧な説明③マスク着脱上の留意点や差別・偏見の防止―の３点で、２月中旬に通知した内容をあらためて周知した。

　マスクを外す分かりやすい説明方法として、オンライン集会における低学年向けの説明、養護教諭による保健だよりの作成・配布、保護者向け説明文書の配布を挙げている。

　卒業式の練習では、児童生徒がマスクを外す時間を少しずつ延ばしたり、障がいのある児童生徒のためイラスト資料を活用するなどの工夫も。

　マスク着脱による差別・偏見の防止に向けては、学級担任がマスクを外せない人や着用できない人の事情を例示・説明したり、ホームルーム等でマスクを外せない人の気持ちを考える機会を設けたりするなどの取組を挙げている。

(コロナウイルス関連 2023-03-08付)