カフェメニュー発表会　地産地消テーマに開発　札幌みなみの杜高支１年生

（札幌市 2023-04-03付）

　市立札幌みなみの杜高等支援学校（田中進一校長）は３月１５日、同校体育館で杜カフェメニュー開発に向けた発表会を行った＝写真＝。１年生１９チームが地産地消をテーマに、札幌の食材を生かしたメニューをプレゼンテーションした。

　授業は家庭科の一環として行われたもの。地産地消をテーマに、札幌黄や札幌大球など札幌伝統野菜５種と牛乳、学校農園・みな杜ファーム産の野菜１３種いずれかの課題食材を使ったメニューを考案した。評価が高かったメニューは、来年度から同校内に併設されているカフェでの採用を予定している。

　当日は、１９チームが発表に臨んだ。審査員としてプロの料理人も参加。将来、生徒たちが社会に出て働くことや、一般客に提供することを想定し、きめ細かく審査した。

　生徒たちは、課題食材ごとに、食材の組み合わせをはじめコストや客層、栄養面などを総合的に考え、プレゼンテーションソフトを使って提案した。

　フランスパンとミニトマトのオープンサンドを発表した渡邉怜さんらの班は、フランスパンを使用してかみ応えを出す工夫を凝らした。

　渡邉さんは「オリジナリティーを出すことに苦労した。今後、授業で発表する機会などがあればもっと頑張りたい」と感想を述べた。

(札幌市 2023-04-03付)