札幌市が感謝状贈呈　電気工事団体が絵本寄贈

（札幌市 2023-04-05付）

檜田教育長（右）と小野寺理事長

　札幌市は３月中旬、市立幼稚園、小学校などに絵本を寄贈した札幌電気工事事業協同組合（小野寺涼一理事長）に対し感謝状を贈呈した。小野寺理事長らが市教委を訪問し、檜田英樹教育長から感謝状を受け取った。

　電気工事事業協同組合は、担い手確保などを目的に、工業高校の生徒や保護者に対し電気工事士の魅力をＰＲする理解促進活動を推進してきた。

　一方、工業高校に進学する生徒の減少などによって活動の幅が狭まってきたため、より早い段階から電気工事士という仕事を知ってもらおうと、市立幼稚園、小学校、児童養護施設、私立幼稚園に絵本３７０冊を贈った。

　寄贈したのは、全日本電気工事業工業組合連合会が協力し、４年６月に発行した絵本『電気工事士のおとうさん』。災害対応などインフラを守るために日々奮闘する電気工事士の「おとうさん」の姿を、子どもの目線から描いている。

　１４日、小野寺理事長、光野克二事務局長が市教委を訪問。檜田教育長から感謝状を受け取った。

　小野寺理事長は「より若いうちから電気工事士という仕事に触れるきっかけにしようと取り組んだもので、感謝状をいただけるとは思っていなかったので光栄」と話した。

(札幌市 2023-04-05付)