札幌市　ヤングケアラー相談体制強化　社会福祉士　新たに相談員配置　ＳＮＳ相談　受付時間拡大

（札幌市 2023-04-07付）

　札幌市子ども未来局は５年度、日常的に家族の介護や世話をする１８歳未満の子ども「ヤングケアラー」の相談体制を強化する。相談窓口に社会福祉士の資格を有する相談員を新たに配置。また、ＳＮＳを活用した相談の受付時間を拡大する。

　ヤングケアラーに関する相談は、札幌市若者支援総合センターで対応している。公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会が運営し、祝日・年末年始を除く月曜から土曜の午前１０時から午後６時まで、電話やメール、来所相談などで応じてきた。

　４月からは、同センターに社会福祉士などの資格を持った相談員を新たに１人配置する。専門性のある相談員が対応することで、よりきめ細かなサポートにつなげる。

　また、ラインやツイッターを活用したＳＮＳでの相談についても、相談時間を１時間拡大。午前１０時から午後７時まで受け付ける。

　対象はヤングケアラー本人やその家族のほか、関わりのある関係機関や地域住民など。同局によると、教員がヤングケアラーの対応に困った際などの相談も受け付けるという。状況に応じて、助言や適切な支援につなげる。

(札幌市 2023-04-07付)