岩農高、札幌開建、北海土改区　教育支援協定を締結　通算６回目　授業等との連携講座など

（学校 2023-05-25付）

左から野村校長、高橋所長、長井理事長

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（野村博之校長）は１７日、同校で道開発局札幌開発建設部岩見沢農業事務所および北海土地改良区との教育支援パートナーシップ協定締結式を執り行った。締結式には、野村校長、札幌開建岩見沢農業事務所の高橋周平所長、北海土地改良区の長井眞一理事長らが参加。互いに協力しながら授業等と連携した講座や現場見学などの取組を展開することを確認した。

　３者によるパートナーシップ協定は、農業に関する基礎学力と地域農業に対する理解の醸成を図り、優れた人材を育成することが目的。平成２０年から実施しており、締結式を行うのは今回で６回目となる。

　締結式では、長井理事長があいさつ。「若い世代が実際の現場を見ることは価値のある体験。これからの技術者を育てていきたい」と述べた。

　続いて、高橋所長が事業説明。農業土木工学科を対象とし、授業等での連携講座や土地改良施設の見学会、インターンシップ実習の受け入れを予定していることを説明した。

　このあと、野村校長、高橋所長、長井理事長が協定書に調印し、固く握手を交わした。

　野村校長は「生徒は学校では学べない授業を受けることができる。農業が持つ多面性など様々な課題について考え、将来活躍する人材に成長してほしい」と期待した。

(学校 2023-05-25付)